
節分の時期になると毎年コンビニで凄い数の廃棄が出ていますよね。
金額だけで見ると1万円を超える店舗も多くかごの中がいっぱいになっている画像をSNSなどでみかけた事がある人も多いのではないでしょうか。
ちょっとググってみると恵方巻きが100個近く廃棄になるお店もあるみたいですが・・。
ただ、これだけの廃棄が出ているのにどうしてもっと発注の数を減らすなどの対策を取らないのか不思議で仕方ないですよね。
僕もアルバイトですがコンビニで長く働いているので毎年疑問に思ってました。
疑問に思ってたらちょうど最近ニュースで話題になっていたので、恵方巻きの発注を減らせない理由を調べてみました。
「発注を減らすことが出来ない理由」と他にも「予約販売を前払い制にできない理由」も一緒にお話していきますので参考になれば嬉しいです。
この記事を読めば「発注を減らすことが出来ない理由だと思われる4つの説」と「予約販売を前払い制にできない理由」がわかりますし、全部読んでも3分もかからないぐらいの量なので是非読んでみて下さいね。
コンビニの恵方巻きが大量廃棄の理由!発注減らさないの?
毎年節分の時期になるとものすごい数の恵方巻きが廃棄になっているのSNSなどで見かけますよね。
何か事情があるのかもしれないとは思っていましたが、そういう裏の情報の事を考えないなら常識的に考えて「発注の数を減らすだけで解決しない?」って思いますよね。
ただ、少なくても今までは発注の数を減らすことは難しい状況でした。
その理由を調べてみると4つの説が出てきたので紹介していきますね。
■恵方巻きの発注を減らせなかった4つの理由!
①:品切れを防ぐため
1つ目はかなりシンプルな理由で恵方巻を買いに来たお客さんが品切れで買えなかったという事態を防ぐのが目的です。
「いつでも好きな物を買えるのがコンビニ」というのがコンビニのでかいメリットなので、そのコンビニが少ない発注で恵方巻きが品切れになるのは防がないといけない考え方ですね。
このやり方だとある程度は廃棄が出ますが、多少廃棄が出ても売り上げが勝つように設定されているのでお客さんは恵方巻きを確実に購入できて、コンビニも売り上げが出てお互いウィンウィンになります。
②:本部の売り上げ目標がヤバいぐらいめちゃくちゃ
2つ目は本部が各店舗に対してものすごい数の売り上げ目標を設定しているからになります。
各店舗のオーナーは本部からめちゃくちゃな量の売り上げ目標を設定されているので、大量の恵方巻きをどうしても発注しないといけない状況かなと思います。
ただ、本部からすると去年の売り上げを見て、がんばれば達成できる数に設定しいるという話もありました。
③:本部がプレッシャーをかけている
3つ目は「②:本部の売り上げ目標がヤバいぐらいめちゃくちゃ」と似ていますが、本部が各店舗のオーナーに恵方巻きを発注するようにプレッシャーをかけている、になります。
とりあえず恵方巻きを大量に発注させてもし廃棄が出てもそれを各店舗のオーナーに購入させるという話です。
本部からするとそれで恵方巻きが売れればもちろんOKですし、売れ残っても各店舗のオーナーに買わせるので、どっちにしろ本部は売り上げになるとか。
売れ残っても各店舗のオーナーが買う事になるので本部は実績が出た事になるみたいです。
あんまりいい事じゃないですけど
「②:本部の売り上げ目標がヤバいぐらいめちゃくちゃ」
「③:本部がプレッシャーをかけている」
この二つを見るとオーナーがアルバイトにノルマを課せる理由はこれなのかなとか思ってしまいますね。
ちなみにノルマを課せるのもアルバイトに未達成の分を買わせるのはアウトなのですが、そのお話をこちらでしているのでよければ見てみて下さいね。
【セブンイレブンの恵方巻きはノルマ達成しないと給料から天引きされる?】
【コンビニのおせちはノルマがある!?達成できないとバイトでも自腹?】
④:品切れになったらメーカー側が賠償する契約
4つ目はもしコンビニ側が少ない発注で恵方巻が品切れになったらメーカー側が賠償する契約です。
コンビニ側からすると賠償金を払うぐらいなら大量廃棄の方がマシ、となるので恵方巻きを大量に発注しているという説です。
以上4つが「恵方巻きの発注を減らせない4つ説」になります。
個人的にはシンプルに「①:品切れを防ぐため」だとまだマシな理由かなと思ってるので、できれば他の3つじゃなく「①:品切れを防ぐため」が発注を減らせない理由だといいなとか思ってます。
ただ、あくまで「今までは発注を減らすことは難しい」だったのですが、最近農林水産省から廃棄を減らすように通知が来たので、これからは4つの説のどれかがほんとだとしても発注を減らすなどしてとにかく廃棄を減らさないといけない状況になりましたね。
しかもちゃんと廃棄を減らす運動で何をしているか伝えなきゃいけないので、これからは廃棄が減るんじゃないかなと期待しています。
既に「予約販売を強化」「去年の実績で販売」など対策を取っている店舗も出て来てますね。
コンビニの恵方巻きは予約販売を前払い制度にするとかダメなの?
コンビニの恵方巻きの廃棄の理由に、予約したのに何の連絡もないまま取りに来ない人が必ずでてきます。
コンビニの予約販売の支払いは予約の時じゃなく、商品を受け取る時に支払う事になりますので、一定時間が経っても何の連絡もない場合だと店頭に恵方巻きを並べる事になります。
もちろんこの恵方巻きは売れ残ってしまうと廃棄になります。
それなら支払いを予約の時にすればよくない?って思いますよね。
前払い制にすれば「突然の予約キャンセル」や「必要以上に恵方巻きを通常販売しなくて済む」などの理由で恵方巻きの廃棄を減らせそうかと思うのですが、こちらも少なくても今は予約を前払い制にするのは難しい状況だと思います。
というのも、予約販売を前払い制にすると「売り上げが落ちるから」です。
コンビニの恵方巻きなどの予約販売は予約での売り上げ以外にも、ついで買いが特に目的になっています。
「恵方巻きの予約に来たけど、せっかくだしついでに何か買おう」
「今日は節分だしちょっとコンビニの恵方巻きを見に行こう。あ、せっかく来たし何か買って帰ろ」
みたいなかんじでついでに何か買う事によって売り上げが期待できます。
予約販売を前払い制にすると「突然の予約キャンセルができないから予約行くのやめよ」って人や「予約しないと恵方巻き買えないし、コンビニに行かなくてもいいや」って人が出てきて、恵方巻き以外での売り上げも狙えなくなる可能性があるからです。
なので、予約の時に会計するというのは少なくても今の段階ではまだ難しいんじゃないかなと思います。
ちなみに、恵方巻きなど予約商品の支払方法についてはこちらで詳しくお話していますのでこちらもよければみてみてくださいね。
【セブンイレブンの恵方巻きの予約期間は?予約方法と支払方法も紹介!】
まとめ
毎年コンビニの恵方巻きの破棄が物凄い数ですよね。
廃棄が多いのに発注を減らさない4つの説は
①:品切れを防ぐため
②:本部の売り上げ目標がヤバいぐらいめちゃくちゃ
③:本部がプレッシャーをかけている
④:品切れになったらメーカー側が賠償する契約
おそらくこの辺りが理由で恵方巻きの発注を減らせなかったみたいです。
ですが、最近農林水産省から廃棄を減らすように通知が来たので、今後は廃棄を少なくする運動が行われるかと思います。
予約販売を前払い制にするのが難しい理由は「恵方巻きだけじゃなく、他の売り上げも落ちるから」が理由だと思います。
前払い制にすればある程度が廃棄が減りそうですが、少なくてもしばらくは難しそうですよね(^^;
何にせよほんと毎年恵方巻きの廃棄が多すぎなので、今回の件で少しでも恵方巻きの廃棄が減ると嬉しいですね。